睡眠について

こんにちは。

 

先日、主人の母校の教授が「睡眠」についての講義をNYで行うとのことで、

興味のあるテーマだったのでふたりで行ってみました(もちろん日本語だったから)。

 

なぜ興味があったかというと、私は「寝ろ」と言われれば24時間でも喜んで眠れること(お陰でジェットラグであまり困りません)、夢を毎日見るし、カラーだし、はっきり覚えていること、デジャヴに遭遇することがよくある、など自分の不思議がたくさんあるからです。

 

講義の内容を私でも分かるようにまとめると、

・睡眠時、脳(海馬)内で興奮性の神経伝達を促進する「グルタミン酸」と抑制する「GABA」が両方働いている。催眠薬はこの抑制する作用を促進させている。

・日本でGABAが入ったチョコなどがブームとなり、GABAを食べれば「落ち着く=ストレス解消」という誤解を招いていた。実際には「血圧を下げる」効果は認められてトクホ認定された商品もあるが、摂取しても脳までの血管を通過することはほとんどなく、摂取量と比例するわけではない。

・日本では抗鬱剤の処方量は世界的に見て意外と少なく、催眠薬の利用率が高い。

・アルコールは催眠作用があるが、「いやなことを忘れる」効果はなく、むしろ「いやなことの記憶を強めて」しまう。さらに「楽しいこと」は忘れやすくなる。

・アルコールで記憶をなくすとよく言うが、それは後で記憶が消えてしまっただけで、その時には脳は機能しある程度の理性も保っている。(だからちゃんと帰ってシャワーして寝ていたりするらしい。)

・抗ヒスタミン剤(私が前々回のブログに書いた処方された薬)も乗り物酔いの薬も、催眠薬も実はすべて成分が同じで「何を目的にした薬か」を明記しているだけらしい。

(細かく言えば別の成分がそれぞれの機能ももっているはずです)

・マイケル・ジャクソンの死因となったプロポフェールという催眠剤は静脈注射で非常に即効作用があるが医師の判断が必要な危険なものだった。

・カフェイン飲料に一緒に含まれることの多いアルギニンはカフェインの覚醒作用を増強させるが、一桁の計算能力がアップする程度で、それ以上の覚醒は「その気になっただけ」であることが多い。

・「脳を使うと甘いものが食べたくなる」というのも錯覚で、勉強してもしなくても脳は働いている。

 

個人的には私は催眠薬と同じもの飲んで寝ずにかゆみを抑えているのか〜ということと、アルコールの話が楽しかったです。

ただ、断言できず〇〇の傾向が強いという表現が多いので、理解も若干ニュアンスが違うかもしれません…。

 

睡眠の質は良いですか?と聞くと、3割位の人がNoと答えるそうです。この質の良し悪しは、本人が決めるものだそうです。だから私が13時間寝ても6時間寝てもだからあなたは〇〇ということは特にないらしいです。

それと、毎日覚えている夢は自分が最後にみた夢を記憶しているらしく、デジャヴが多いのはその記憶力が強いから、だそうです。私に特殊能力があるわけではありませんでした。

 

この講義が行われた会場がTiger Pacific Capitalという名前のビルの33階だったのですが、世界の経済の中心であるNYの中でも経済が発展した会社が入っていたというシンボルとしてこのタイガーの絵が飾られているそうです。

ご利益がありそうだったので撮っておきました(そんなミーハーな人は私しかいませんでした)。

 

f:id:miyachoco:20171005064216j:plain

 

よかったら金運アップのご利益に待ち受け画面にでもどうぞ。

効果なくても私に責めないでくださいね。

 

たまの勉強は楽しいですね(英語勉強しなさいよって感じですね)。

 

それではまた。