NYのパン事情とホームベーカリー

こんにちは。

 

Happy New Yearですね!

今年もおそらくずっとアメリカにいることになると思いますが

どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、年始1発目は今ハマっているパン作り!

ってゆうか、ボタン押してるだけなんですけど、笑。

ホームベーカリーとアメリカのパン事情をご紹介します。

 

アメリカにはもちろんパンを食べる人口が圧倒的に多いはずなのですが、

一言で言うとパンの美味しさは東京の圧勝です。

 

スーパーには袋入りパンコーナーとリテイルっぽいベーカリーコーナーが

4種類くらいごちゃっとひどい陳列で置いてあって、正直誰が買うんだろうと思うくらい本当にひどい。

袋入りはこんな感じです。だいたいどこのスーパーも同じ。

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袋入りパンの内訳としては7〜8割はサンドイッチ用にスライスされたパン(一番下の棚)で、1枚のサイズがとても小さい。種類も少ないのですがハンバーガーやホットドック用のバンズ、トルティーヤの皮が必ずあるのはアメリらしいですね。

ところでこの袋入りのパン、全然密封されていなくて(プラスチックのバッグ・クロージャーというモノだけで止めてある)賞味期限2週間とか持つんですよ。

だいたいどれもちょっと酸っぱくて、甘くて、粉の味が全然しなくてふにゃふにゃです笑。

でだいたい日本で言う8枚切りより薄くて16枚で430円くらいします。

渡米直後はやっぱり洋食にするべきかな、とそのパンを味だけ変えて(8グレインとかホールウィートとか)食べていたんですが、フィリング入れたサンドイッチにするともうパン食べてるのかなんなのか分からないくらいぐにゃんぐにゃんになって本当に最悪で米食に戻しました(バターとマヨネーズの消費量がすごくて引いた、というのも理由にあります)。

 

スーパーでもWHOLE FOODSというスーパーはベーカリーが中に入っていてとても力がはいっています。それでも種類は日本ほど多くない。

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この陳列と同じサイズのスペースでマフィンやスコーンがあります。

アメリカ人は焼き菓子が本当に好きですね。

 

また、日本の「菓子パン」は殆どありません。

日本って本当にすごいと思います。

菓子パン2,3個でランチになるでしょ?アメリカでは300円でお腹いっぱいなんて

絶対なれません。

 

こちらは店名を忘れてしまいましたがチャイナタウンにあった中国のベーカリー。

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店員さんが取るスタイルなんですね。種類は豊富でそこそこお客さんもいたのですが、

まぁどれもそそりませんでした…。なにも購入していません。

 

珍しいパンを売るお店はもうそもそもパン屋としてというか、〇〇が美味しいけどほかもちょっとあるパン屋さん、みたいな位置づけです。ベーグルやさんとか、バブカやさんとか(バブカについてはまた後述したいと思います)。

 

・カフェにあるのはクロワッサンとベーグル、イーストドーナツくらいが定番でパン・オ・ショコラもあるけど人気はないらしいです。

ちなみにマンハッタンにめちゃくちゃある「プレタ・マンジェ」ではパンオショコラがあるのですが、、

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何この内層!!私が作ったパンかよ!!責任者呼んでこいレベルに層がぐちゃぐちゃでがっかりしちゃいました。

 

ちなみにクリスマスにシュトーレンやパネトーネを食べる文化はなく、お店ではパネトーネを1個だけみました。本当にないです。また、クリスマスケーキも特に賑わいがなくて驚きました。日本の企業のイベントの盛り上げ方ってすごいんですねぇ。

 

あとはお隣のニュージャージー州にあるおおきな日本食スーパーMitsuwaに行った時は中に濱田家が入っており、とっても美味しくて感動しましたが簡単に行ける距離じゃない。。

ロブションとパリバゲット(韓国)がマンハッタンにあるらしいので今度行こうと思っています。

 

ということで普段使いができるような美味しいパン屋さんとかスーパーって身近にないのが現状です。

 

さてさて、実は渡米前にも数人にホームベーカリーは勧められていたのですがなんとなく買わずに行ってしまい、帰国時にお友達に勧められたのと上記の経緯もあって、主人にPanasonicの「SD-BMT1001-T」という型のホームベーカリーをプレゼントしてもらいました。

 

アメリカにもホームベーカリーは販売しているのですが、仕上がりがやはり日本の方がレベルが高いとのことで、変圧器も購入してもらいこれにしました。

 

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材料は問題なく入手でき、まずは基本のパン・ド・ミに挑戦。夜にセットして朝焼きたてのパンを食べようと、蓋を開けると…

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!!!!!!!

ちょっとなにこれ!!

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小麦粉の塊ができました…。

噛み切れないほど硬いけど、味はパンでした…。

 

こんなの絶対イーストが作用してないじゃん!と思い、調べたところ

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このイースト、なんかやたら黄色いしフレークだし安すぎるしちょっと心配はしたのですが、原材料に「イースト」と「ビタミン類」くらいしか書いてなかったのと、製菓製パンコーナーにこのイーストしか売ってなかったので買ったんです。

が、実はこれヴィーガン(絶対菜食主義者)の人が食べる粉チーズの代わりでした…。

直接ふりかけて食べるそうです。

そんなの知らないし〜!!

ということで、改めてインスタントドライイーストを別のスーパーで購入してすぐに作り直しました。

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私が知ってるパンになりました!

焼き立てでスライスしたのでひどい事になってますが、味は最高でした!

ちなみに一緒に写っているサラベスのジャムも高いですがとても美味しいです!

 

その後バターロールも作りましたが発酵の温度管理ができなくて芋みたいになりました。でもちゃんとバターをしっかり入れたバターロールはこんなにも美味しいのか!と感動しました。

ちなみにサラダに例のイーストふりかけてます。

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普通に作るとこれくらいボリュームが出るんですよね。

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昨日の元旦はおせちは作れないのでサーロインステーキとブリオッシュというものすごいハイカロリーな年明けにしてみました。

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日本にいるとスーパーや街で充分美味しいパンに出会えるからなんとなく牽制していたホームベーカリー。NYでは良いのか悪いのか大活躍です。

 

余談ですがアメリカにはお正月はなく、本日から仕事初めです。

 


それではまた。