NYのお菓子の展示会に行く 〜Dessert Goals
こんにちは。
昨日はイースターでした。イースターって卵を食べる日のイメージが強いかもしれませんが、イエス・キリストが処刑されて3日後に復活を遂げた日で、
「卵は見た目には動かない卵から新しい生命が生まれ出ることから、死と復活を象徴しているとされる。赤く染められる事が多いが、その赤い色は十字架上で流されたキリストの血の色と、血は生命を表すことから復活の喜びを表すとされる。」卵と一緒によくみるうさぎは「ウサギは多産なので豊穣の象徴であるとされる」
(Wikipedia 引率)
らしいです。ふーん。
お店ではイースターのお菓子がいくつか見られました。
イースターは週末なので、近くの公園では子供向けに簡単なゲームとお菓子を配ったり、顔にペイントしたりと小さなお祭りが開催されていました。
大人の我々にはとくにやることもなく、卵も食べずに終わっちゃいました。
来年は事前に確認して卵料理でもつくるかな〜
そして翌日の4月2日は、大雪です。勘弁してよ〜雪はもう飽きました。
さてさて、わたしの素性をご存知の方はお分かりかと思いますが、私はお菓子に大変興味があります。
先日、ニューヨークでお菓子の展示会があると聞きつけ、これは絶対に行かなくては!!と即決で主人についてきてもらい、二人で行ってきました。
チケットは税込で1人$20くらい。2週間に渡って週末のみ開催され、1.5時間ごとに時間まで制限されています。しかも$20なのは入場料で、お菓子は買わなきゃいけないんです。試食は結構ありましたけどね。
こちらがパンフレットの数々。色がもう可愛さアピールすごいですね。
場所は私達の家から徒歩10分のクイーンズ内にあり、ハドソンリバー沿いの倉庫でした。
着いてまぁ予想はしていましたが、予想以上の女性率!!
たまにカップルの男性がいるくらいで、主人に悪かったかなぁとやや反省。
まだまだ極寒の中外で15分くらい待たされると、入り口にはまるで高校の文化祭レベルの飾りが出迎えてくれました。
そして、中はというと、もう「インスタ映えしか狙ってません‼︎」と言わんばかりのパステルカラーでカラフルで可愛いけどひどくチープなものばかり。。
苦笑しちゃいましたよ。
入り口でも中でもとにかく写真を撮りたい女の子でいっぱい(そうゆう子ってだいたい可愛く・・・)。
最初に試食したバラのソフトクリーム。
見た目の淡いピンクとは裏腹にバラの味が濃くて、でもとっても上品で素晴らしかったです!
ただ、バラのお菓子に特に興味がないので試食で終わり。
美味しいと知っている「LadyM」というパティスリーのミルクレープだけは地味でした。
でも、美味しいのにどこもインスタ映え狙いの食べるより見るお菓子ばかりで、、誰も買わないんですよ〜。
日本のカキ氷もあったのですが日本人は1人もいなくて得意気に「カキ氷食べたことある?試食して見てよ」って言われて食べました。ここはまぁ美味しかったんですが、寒くて無理。
アメリカにいると必ず目にする「レインボー」ケーキ。何味なんだろうか…。
なんかもうどこが食べられてどこが食べられないのかわかんないですよねコレ。
自分でアイシングクッキーが作れるというワークショップ。
色素だってギラギラしちゃってます。食べたくはないけど、可愛い。
せっかくの美味しそうなベルギー産チョコレートムースも、アラザンでデコレーションされるという悲しさ。
この「Supermoon Bakehouse」は朝イチからけっこう行列ができていて(というかここしか行列がない)、全部回って最後に並んだら、私の手前で完売してしまいました。
すごかったし、ここは美味しそうだったから残念。いつか店鋪に行ってみようと思います。
店員さんもペネロペ・クルスがボーイッシュになったみたいな顔でめちゃくちゃ可愛くて見とれてしまいました。
ここはもう、何がなんなのかさっぱりわからない。。。
「aux merveilleux de fred」はイタメレ(甘くてサクサクしたメレンゲ菓子)にクリームをつけて緑の何かをまぶしています。見た目の割に美味しかったです。
ずっと暇そうだったアイス屋さん。おいしそうだったけど試食がないのとすごく寒かったのでやめました。
ここは「Sans Bakery」。グルテンフリーで真面目に作られていたし好感もてたけど、全然人気がありませんでした。見た目かなぁ〜
ココナッツウォーターで有名な「zico」はココアドリンクを無料提供。みんな飲みきれないまずさ。うすーいココアドリンクでした。
「bodum」ではコーヒーの機材と試飲がありました。ここは癒やされたけど、酸味強い系でちょっと好みではありませんでした。
「Danny Macaroons」のココナッツマカロンは色んなフレーバーがありました。
日本でもみるマカロンとは違ってココナッツとお砂糖の焼き菓子です。スタバにはありますね〜
おとなり「Salty Road」はカッコイイお姉さんが販売。このパッケージ、マンハッタンのカフェで何度か見たことがあり、お友達のおみやげにしようと思ったのですが試食したら結構フツーだったので辞めました。見た目が可愛いけどね〜
こちらは「Becky's Bites」クリームチーズのディップのお店です。
クッキーにつけたりサンドしたりします。クッキーモンスターカラーにはなっていますが、味はクリームチーズで美味しい。
最終的に試食がなくて美味しそうだったレモンパイを買ってみました。最近、レモンか大好きな友達の息子ちゃんのお誕生日にレモンパイを焼いたばかりだったので参考にしたいなと。
1カット$7でなかなかしますがボリュームもあります。上はイタリアンメレンゲでその上にエディブルフラワー(食べられる)のをわざわざ散らしてるところがインスタ映え狙いなのでしょうが、他に比べたら可愛いもんです。
そしてレモンクリームと焼き色の薄いアメリカらしい練りパイ。レモンパイは空焼きなのでちゃんと折パイくらい浮いてました。
いざ食べてみると、、うおー!!まずい!!!笑
パイは悪くないんですがエディブルフラワーとシロップ?なのか独特の風味(これはハーブティー的で悪くはない)があるのと、なんといってもレモンクリームのもっちりとした謎の食感と口溶けの悪さが…。
私は自分が作るお菓子を食べるのはあまり好きではないのですが、これは私が作ったやつのほうが美味しかった…。
最後に色々お土産を貰えるのですが、このジュースもめちゃくちゃ人工的な味で捨てました、、レンジでできるカップケーキも作って捨てました(ひどくはないけど美味しくない)。
お水もただの水(主人いわくなんかまずい)ですが、見た目が可愛いですよね。
最後に、これがお手本の撮り方だ!というInstagram公式アカウントの写真を載せておきましょう。
食べたいか?これ…っていう食べ物ばかりですね。
最近本当に思うんですけど、アメリカだったら私パティシエになれる気がします。日本じゃ無理だけど。しかも日本のスイーツってレベル高いからHARBSがマンハッタンにあるんですけどすごく美しくて、でも1ホール$100以上するんです!!!どっひゃー!ですよね。直径30cmだと思うんですけどね。
それからアメリカのケーキはフルーツをトッピングしないですね。全面に字を書いたり、スプリンクルみたいなカラフルなチョコ散らしたりするほうが好きらしいです。
NYのお店って日本で「日本初上陸」と騒がれやすいですよね。
確かに改めて食べてみるとGarrett PopcornやClinton Street Baking Companyなど本当に美味しくて売れている(た)お店もあるけど、Magnoria BakeryとかKrispy Kremeみたいに中身は日本人に合ってないのに、マーケティングがめちゃくちゃ上手なお店もたくさんあります。というか、後者のほうが多いよな、と今回の展示会で強く実感しました。
ということでやっぱり美味しいお店を見極めて、基本は家で作るのがこの国では良さそうだなと思いました。
ははは
本当に美味しいお菓子は日本でたべよっと。
それではまた。