NYに住む ーマンハッタン移住計画
こんにちは。
ご無沙汰しております。ごめんなさい。元気でした。
日本は酷暑や豪雨で大変な思いをされている方がたくさんいると思います。
どうかご自愛くださいね。
さて、我々が渡米してきたのは去年の7月14日。
なんと、1年経ってしまいました!
感想は、
「驚くほど英語が出来るようになってない!!!」
一度は外資系で上司とは英語で話していた経験があるので、「あとは慣れだな」と高を括っていたのですが、とにかく英語を話さなくても大丈夫な甘い環境に甘えまくってしまい、生活範囲の英語以外全くできないまま、あっという間に時だけが過ぎてしまいました。渡米前は一年も経ったらもうスラスラしゃべれて何でも聞けるようになると思ってたのに・・・。
お友達で留学を隠していた子がいて、「そんな貴重な経験してるのにもったいない!!遠慮しちゃって!」と思っていましたが、今は気持ちがとっても分かります。
マンハッタンの地理感にはかなり慣れてきたし、美味しい料理のお店もだいぶ把握してきたのですが好きなことしか伸びない私の悪いところが全面にでてしまいました。
さて、渡米前から嘆いていたNYの物価の高さ。
特に家賃に関しては飛び抜けて高く、社会人でもシングルの人はルームシェアが普通なくらい、本当に高いんです。
例えば東京都23区の1LDKの賃貸が月18万だとすると、NYは40万円!!
特にマンハッタンになると45万くらいすると思ってください。
ただし、エントランスにドアマンやレセプション、1日中室内の掃除や修理をしてもらえるし、共有スペースも充実しています。
最初はそんなサービス全部いらないからとにかく安いところをと思っていたのですが、そういう物件が意外と少ないんです。
今住んでいるマンハッタンの隣の島のクイーンズのロングアイランドシティは、新興住宅街で日本で言うと豊洲がピッタリな街。
新しくて大都会とは一歩出ていて犬や子供がのびのび育つ(どちらもうちにはいないけど)、とても治安の良い場所です。
ただ、マンハッタンに出るにはメトロにならないと歩いたり泳いでは行けないため、どうしても在宅仕事の日は出かけるのが億劫になりがち。私の大好きなTrader Joe's(スーパー)もクイーンズにはないため、毎回すごい荷物を持ち帰るのが結構大変です。
また、NYの家賃更新は1年契約で、更新してもだいたいが値段を上げられてしまうんです。
ということでだいぶ地理にも詳しくなったため、この機会にマンハッタンの家探しをする事にしてみました!
さて、条件としては我々は今の家に不満があるわけではないので、
・今よりも生活できる範囲で狭くてもいいので、家賃がなるべく上がらないこと
・主人の職場から離れすぎないこと(現在たったの2駅)
・Trader Joe'sのどこかの店舗から近いこと
を条件に何件かネットで探します。
NYではブローカーと呼ばれる不動産屋が案内してくれる場合と、そのマンションごとに事務所があり、そこの人が案内してくれます。
今回は4件まわり、かなりバタバタした時期でもあったため、1日でまわってみて見つからなかったら諦めようと決めました。
1件目
33rd streetにあるTrader Joe'sのすぐそばにあるアパート!
外観がいきなり超高級ホテルですね。
去年驚いてからはだいぶ慣れてしまいましたが、NYのアパートの入り口は日本ではインターナショナルホテル並みの豪華さなのがわりとよくあります。
でもここはその中でも豪華ですね!
プールやジムも入ってますがこれは有料。
廊下が長過ぎてエレベーターよりかなり手前に行きたい階を押すボタンがあり、辿り着く頃にちょうど来るというアメリカらしくない細やかなサービスつき!!
屋上にあるプール。
ルーフトップからはエンパイアステートビルディングなどマンハッタン中心地が眺められ、大きなソファなどもあり、それもまた豪華な時間を楽しめそうです。この人工芝だけはちょっとよろしくなかったなぁ。
さて、部屋にいくといきなり現実的になります。
当たり前ですがユニットバスです。
このシャワールームにカーテンを引くタイプと、ガラス窓がついているタイプがあって、現在の家はガラス窓で快適なので、これはマイナスポイント。
お部屋は割と普通でした。
ただ内装はリフォームされていて新品のものがならび、申し分ない感じ。
広さはだいたい50平米弱くらいでしょうか。
アパートの出口すぐにCiti Bikeもあります。
マンハッタンは駐輪場がないため、自宅内に自転車を置かなければならず、また、冬は寒すぎて使えないのでこのようなレンタルサイクルを使う人がいます。
とっても素敵だったのですが、現在の家よりも家賃は$500/month くらい上がること、部屋自体が狭くなることからここは断念。こんなところ住めたらセレブじゃん!!と思ってたのですが本当にセレブで手が届きませんでした。
この系列でもう一軒ちょっと安価なアパートを2件目として内見しましたが、現在居住中で写真がNGだったのと、明らかに一人暮らし用のStudioと呼ばれる広さだったので断念。
さて、私は元々は「便利で快適」より「おしゃれで可愛ければボロくてOK」なタイプなので、
14streetのTrader Joe's近くの、ちょっと古いけど暖炉と大きなロフトがあるおうちを見てみました。
3件目。ここは私の期待度No.1のところです。
通りも含めてNYっぽいし、可愛くないですか? とっても私好みで期待度大!!
入り口にある紅葉みたいな木に毛虫がいないかちょっと怖かったですが。
ここはエントランスはなく、レセプションのサービスマンもいなく、日本のアパートみたいに入り口にみんなのポストがあります。掲示板もって、本当に古き良き感じ。
さて、期待の内装。
あり得ないほど良くなかった!!!笑
まず、暖炉はよく考えれば猫がいるので危ない。
毎朝火をつけるとか超めんどくさそう。暖房は絶対小さすぎる。
古い家はガラス窓が適当なのでNYの極寒に耐えられなさそう。
ロフトの階段が今にも外れて落ちそう。猫のために運動になると思ったけど、うちの猫じゃ怪我するレベルにボロい。
水回りが古すぎる。キッチンが一人暮らし用より狭い。
お隣さんなんてこんなに入り口が素敵だし、歩いて1分のところにバラがたくさん咲いたとっても美しい公園があるし、環境は最高なのですが・・・。
これでなんと$3700/month !! 払えなーい!!!このエリアは素敵なんですが本当に高いと言うことを身をもって感じました。
ということで、最後の4件目。
こちらはロウアーイーストサイドというエリアでTrader Joe'sが近くにないのですが、HPのマンションはいい感じだったのと、憧れのエリアSOHOが近いため、内見。
エントランスは(充分なんだけど)やや狭く、こんなテーブルと椅子があるくらい。
ここは部屋の方が素敵でした!
今度別にブログを書こうと思って早半年以上経ちますが、ランドリーが部屋の中にある!!!というのはすごく高ポイントなんです。
NYには珍しく、部屋にバルコニーがあります。
ルーフトップもソファとテーブルがあって、BBQもできてとても気持ちが良いです。
ここにもジムや共有部屋もありました。
悪くなかったのですが、地下鉄まで歩いて10分以上かかること、治安があまり良くないこと(怖いレベルではないけど)から、引っ越ししてまで住みたいレベルではありませんでした。
ということで、お引っ越しは今年は断念。月$70家賃は上がってしまいましたが、あと一年はおとなしくここに住もうと決心したあとに、私たちのアパートにもルーフトップバルコニーがあって、いつでもいけることが判明!
バルコニーからの景色です。
ここに水筒とかご飯をお皿ごと持ってきてたまに食べてます。
いいじゃん!いいとこみつけたじゃん!一年も経ってから!と夫婦で笑っております。
豊洲っぽいでしょ?
それではまた。